Vol.8
大人気すぎて期間が延長された「ドラえもんトラム」に乗ってきた! 限定グッズも超かわいい
1周年を迎えた電子書籍サービス「たびのたね」は、45周年を迎えた「ジャポニカ学習帳」とコラボ企画を実施中です。
ジャポニカ学習帳を発売するショウワノートの本社がある富山県の高岡市は、マンガ家の藤子・F・不二雄先生の出身地でもあります。藤子先生といえば代表作は『ドラえもん』。2012年にドラえもんの“生誕100年前”を記念して「ドラえもんトラム」なるものが作られました。(ドラえもんは2112年に生まれたネコ型ロボットです)
“トラム”とは路面電車のこと。高岡市の「高岡駅」から射水市の「越ノ潟」までを運行しています。始発から終点までの運賃は350円。お得な1日パスポート(大人800円、小人400円)もあります。
レアな路面電車をレポートするため、高岡駅にやってきました。万葉線の待合室に行くと、さっそくドラえもんを発見!
高岡の伝統工芸「高岡銅器」で製作されたドラえもんポストです。
このポストに投函すると、ドラえもんの記念消印が押印されるそうです。旅の思い出に、ここからハガキを送るのもいいですね!
高岡駅のガードマンさんに、富山限定のドラえもんトラムグッズの情報も教えてもらいました。待合室から出て、階段で地下へ降りた場所にある「TAKASHO SHOPりゅうりゅう」などに売っているそうです。
この「りゅうりゅう」は、高岡商業高等学校の生徒たちが運営しているショップ。生徒が一人500円を出資して株主となり、模擬株式会社として経営の基礎を学んでいるのだそうです。
そこに、ありました! 「ドラえもんトラム自由帳(B5じゆうちょう)」(183円)は、富山県だけでしか買えないレアアイテムです。
ショウワノートが製造していて、四角い枠や名前を書く欄などはジャポニカ学習帳のデザインと同じ。ちなみに、このデザイン(文字なしのもの)は、「立体商標」として特許庁に認められています。「立体商標」というのは、商品名やロゴマークだけでなく、立体形状だけで商品やサービスを特定できるのであれば、それを商標として認めるという制度。このデザインが、商品名と同じくらい浸透しているってことです。さすが45年の歴史を持つジャポニカ学習帳!
ドラえもんトラムグッズは、ドラえもんファンや鉄道ファンだけでなく、文房具ファンもうなるレアなお土産になりそうです。
さて、そろそろ出発の時刻。
乗り場へ向かうと、すでにドラえもんトラムが停車していました。真っ青な車体にドラえもんのキャラクターたちが描かれていてかわいい! たくさんの人が写真を撮っています。これに乗るために、時間を合わせて来ている人も多いようですね。1台しかないので、ウェブサイトで出発時刻をきちんとチェックしてから行きましょう(運行時間は日によって変動)。火曜日はメンテナンスのためお休みです。
乗車口を見てください! あの“どこでもドア”を入り口にするなんて、ドラえもんファンのハートをわしづかみにするすばらしいデザインだと思いませんか? 車内にもドラえもんのイラストが満載でとってもかわいい!(車内は撮影禁止だったため、その目でお確かめください)
街中を走り出すと、その鮮やかなボディが目立ちまくり。高岡市には昔ながらの伝統的な建物が残っていて、絶妙なコントラストが面白かったです。
2015年11月末時点で、ドラえもんトラムの乗車人数はなんと46万人を超えました! 日本全国からはもちろん、海外(とくにアジア圏)からもドラえもんトラムに乗りに来る旅行者が多いそうですよ。当初は2015年8月31日までの運行予定でしたが、人気のため3年間の延長が決定したほど。完売していた模型「ドラえもんトラムNゲージ」(2,430円)も、ファンの要望に応えて2015年12月から再販されました。やっぱりドラえもんは世界中で人気なんですね。みなさんもぜひ、レアなドラえもんトラムに乗車してみてください。2018年8月31日まで乗ることができますよ。
※すべて税込価格です
【万葉線】
本社所在地 富山県高岡市荻布字川西68
問い合わせ先 0766-25-4139
【りゅうりゅう】
店舗所在地 富山県高岡市下関町6-1 クルン高岡地下
店舗連絡先 0766-30-4180
営業時間 10:00~19:30(土日祝は19時まで)
定休日 火曜(その他臨時休業あり)
※本ページ掲載の内容は2015年11月現在のものです。ご利用の際はご注意ください。