連載第2回目のご紹介は、真冬に舞い降りる氷の妖精たち。その輝く姿は、本当に死ぬまでに出会いたい。
北海道美瑛町。この地域で、真冬にしか出会えない現象があります。それが“サンピラー”。文字通り日本語では“太陽柱”ですが、この現象、いつ、どこに出現するのか分からないのが面白さのひとつです。
発生条件は、気温がおよそ?20℃以下(極寒!)で、湿度が高く、晴天で、無風であること。サンピラーは空気中の水分が凍って太陽光を反射し、柱状に見える現象です。 キラキラとダイヤモンドダストが輝く中、自然と集まり、黄金色に輝き始める光の柱。その様子はまるで神様が作ったのではないかというくらい、神々しさを放っています。
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冬のパッチワ?クの路
なだらかな丘に、ヨーロッパの田園を彷彿とさせる風景。四季折々の美しい風景に出会えるが、冬場は見渡す限りの広大な雪原に。必撮スポットはケンとメリーの木やセブンスターの木の名木。冬の寒さにも負けず力強く枝を広げている。【DATA】住所:北海道上川郡美瑛町/TEL:0166-92-4378(美瑛町観光協会)
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夜の青い池ツアー
「青い池」は、十勝連峰の山の恵みを受けて生まれた美瑛屈指の神秘スポット。冬季はライトアップされ、幻想的なブルーが白銀の中に浮かび上がる。「夜の青い池ツアー」は、写真家・ケント白石さんの宿「オーベルジュてふてふ」宿泊者が無料で参加できるツアー。夕食後、20時15分から出発。【DATA】住所:北海道上川郡美瑛町白金/時間:16~21時(ライトアップ、~2月28日)/休み:無休/TEL:0166-92-5137(オーベルジュてふてふ)
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オーベルジュてふてふ
写真家・ケント白石さんの一軒宿。和食板前調理歴30年の料理長が創る季節感あふれる料理と、周囲を囲む美瑛の大自然、そして雪見の露天風呂に身も心も癒される。バーから眺める雪景色も見応え充分。ケント白石さんによる4K-TVを使用した科学的写真術講座も受けられる(宿泊者撮影の写真を鑑賞しながら、アドバイスも受けられる)。【DATA】住所:北海道上川郡美瑛町美沢双葉/時間:チェックイン16時、チェックアウト10時/休み:不定休/料金:『青い池ライトアップ記念プラン』1泊2食付き15,800円(税別) ※2名宿泊時の1名料金/TEL:0166-92-5137
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美瑛サンピラー
サンピラーとは、日の出か日の入り時に太陽から垂直に伸びて見える荘厳な光の柱。日本では厳冬期の北海道で見られ、氷点下20℃前後まで冷え込んだ時に条件が揃うと現れる。出現率はとても低いが、美瑛のサンピラーは北海道の中でもとりわけ美しいとか。【DATA】TEL:0166-92-4378(美瑛町観光協会)
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ふらのワイン工場
気候や土地の条件が、ワインの本場・ヨーロッパとよく似ていることから、一大産地となった富良野。ワイナリーは、富良野盆地の山の中腹に並ぶレンガ造りのレトロな建物。製造工程や樽熟成庫の見学、ワインの試飲もできる。【DATA】住所:北海道富良野市清水山/時間:9時~16時30分(6~8月は~18時)/休み:無休(年末年始除く)/料金:工場見学は無料/TEL:0167-22-3242(富良野市ぶどう果樹研究所)
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ニングルテラス
森の中にたたずむ、ログハウスのショッピングエリア。自然をモチーフにした富良野ならではの商品が並ぶ。一角には、作家・倉本聰氏のドラマのオリジナル商品を販売する「富良野・ドラマ館」もある。【DATA】住所:北海道富良野市中御料/時間:12時~20時45分(7~8月は10時~20時45分)/休み:店舗による/TEL:0167-22-1111(新富良野プリンスホテル)
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富良野オムカレー
国民食のオムライスとカレーを組み合わせた富良野市の新・ご当地グルメ。富良野をはじめ北海道産の食材とランチ旗を立て、ふらの牛乳をつけるなど、提供スタイルにこだわった6カ条のルールがある。【DATA】TEL:0167-39-2312(富良野オムカレー推進協議会)
行程
1日目 | 旭川空港まで移動→バス・富良野線→美瑛へ 美瑛でランチ&観光(冬のパッチワークの路)→ 夜の青い池ツアー→オーベルジュてふてふ/泊 |
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2日目 | 早朝/サンピラー撮影スポットへ→バス・富良野線→富良野へ 富良野でランチ&観光(ふらのワイン工場、ニングルテラスなど)→新富良野プリンスホテル/泊 |
3日目 | 早朝/サンピラー撮影スポットへ→富良野でランチ(富良野オムカレー)→ バス・富良野線→旭川空港→帰宅 |
旅の情報
予算 | 約6万円 ※現地で必要な金額の目安です |
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絶景までのアクセス | 旭川空港→バス・富良野線→美瑛→バス・富良野線→富良野 |
~冬しか見られない!北海道の絶景~
vol.1 層雲峡氷瀑まつり
vol.3 利尻富士
vol.4 摩周湖の星空
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PROFILE 詩歩(Shiho)
1990年生まれ。静岡県出身。早稲田大学卒。運営するFacebookページ「死ぬまでに行きたい! 世界の絶景」が60万以上の「いいね!」を獲得。2013年8月に同名書籍化し、オリコンランキングにて2部門で1位を獲得するなど話題に。翌年、続編となる『日本編』を出版し、シリーズでベストセラーとなっている。現在は「絶景案内人」として活動し、旅行商品のプロデュースや講演活動、企業とのタイアップなどを行っている。
sekainozekkei(死ぬまでに行きたい!世界の絶景)@shiho_zekkei
本ページ内掲載の内容は2015年1月現在のものです。
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