-
時刻表復刻版 戦後編5
紙書籍版
-
- シリーズ:単行本 > 鉄道・飛行機・交通
- 判型:B6
- 発売日:2002/02/27
- ISBN:9784533041471
- エリア: 国内広域
-
内容紹介
第2次世界大戦終結後、石炭事情が悪化の一途をたどり1945年12月に列車運行は戦時中の最低水準を下回る規模に。
翌年前半にやや持ち直したものの後半からの再びの石炭不足により、1947年1月には旅客列車の大幅削減、急行列車全廃、2等車連結停止という苦境に陥った。
しかし、その最悪の状況から、3・4・6月の第1~3次復活と呼ばれるダイヤ改正で危機を脱することとなる。
復刻版セット『戦後編5』では、第3次復活以降、終戦後の混乱をついに乗りきり復興へと歩み始めた1948年7月号から1955年8月号のなかで、当時の姿を写す6冊を選定。
■1948(昭和23)年7月号:第24巻 第7号 通巻269号
1947年6月号から1948年11月号の『主要駅時刻表』の合間に発行された全国版3冊のひとつ。7月1日のダイヤ改正による急行列車の速度調整や準急列車の増発が見受けられる。
■1949(昭和24)年9月号:第25巻 第9号 通巻283号
この号から『日本国有鉄道編集 時刻表』に改題、表紙のイラストもSLから電気機関車に。東京ー大阪間に戦後初の特急列車〔へいわ〕が登場したほか、急行列車も増発された。
■1952(昭和27)年5月号:第28巻 第5号 通巻315号
4月1日に駐留軍専用列車が廃止され一般旅客の利用が可能になったことを受け、発売駅・枚数を限定する臨時急行列車【特殊列車】としてこの号から掲載が開始された。
■1953(昭和28)年3月号:第29巻 第3号 通巻325号
3月15日のダイヤ改正による京都-博多間の特急列車〔かもめ〕の新設、大阪-博多間の急行列車〔げんかい〕の東京延長などが見どころ。
■1954(昭和29)年10月号:第30巻 第10号 通巻344号
10月1日のダイヤ改正により東日本主要線区の輸送力増強が図られ、急行列車の新設や延長などがおこなわれた。また【特殊列車】に列車名がつくようになった。
■1955(昭和30)年8月号:第31巻 第8号 通巻354号
7月20日に東海道本線の稲沢-米原間が電化し、これにより東京-米原間の電化が完了。この号はそれを受けてのダイヤ改正を反映する内容となっている。
※画像は1949(昭和24)年9月号:第25巻 第9号 通巻283号。