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時刻表復刻版 終戦直後編
紙書籍版
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- シリーズ：単行本 > 鉄道・飛行機・交通
- 判型：Ａ５
- 発売日：1999/12/21
- ISBN：9784533033964
- エリア： 国内広域
- 13,200円（税込）
- 「試し読み」や「内容紹介」からタイトルの内容をご確認のうえ、ご購入ください。
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内容紹介
第2次世界大戦終結後の混乱期は、鉄道史においてもまったく例外ではなかった。
車両や施設は空襲の被害を受け、また戦時中の酷使により疲弊しきっていたが、GHQ（連合軍総司令部）の指示のもとさまざまな需要に応じなければならなかった。
運輸省は「鉄道復興5ヶ年計画」を策定、できる限り早い輸送力復旧を図るも、石炭不足により戦時中を超える危機的状況に陥る…。
復刻版セット『終戦直後編』では、鉄道そして時刻表が大混乱のなかにあった1945年9月から1947年12月にかけての時期から、当時を証言する13冊の時刻表を選定。
■1945（昭和20）年9月1日発行：第21巻 第3号 通巻238号
9月1日付発行で、1945年の時刻表のなかでは唯一のA5判全国版。定価1円。終戦時のダイヤで急ぎ発行したためか、巻末に外地の鉄道が掲載されたままとなっている。
■1945（昭和20）年11月1日発行：第21巻 第5号 通巻240号
横長B5判16ページの『時刻表 関東地方主要線』。定価50銭。終戦後初の改正を反映した内容で、駅・路線名のローマ字併記や英文注記などGHQ占領下の状況がうかがえる。
■1945（昭和20）年12月1日発行：第21巻 第6号 通巻241号
通巻240号と同じ仕様だが、この間に燃料の石炭不足による旅客列車削減が繰り返された結果を受けて、レイアウトが大幅に組み替えられている。
■1946（昭和21）年1月1日発行：第22巻 第1号 通巻242号
こちらも通巻240・241号と同じ仕様。列車削減や復活などの変更が目まぐるしくおこなわれたためであろうか、この号から【運転休止中】を示す▲印が登場している。
■1946（昭和21）年2月1日発行：第22巻 第2号 通巻243号
終戦後2冊目のA5判全国版。表紙に2月1日改正とあるが、運賃表には3月1日改正との記載が。ページ数が16減って208ページとなるも、インフレにより定価は一気に5円に。
■1946（昭和21）年4月1日発行：第22巻 第3号 通巻244号
再びの横長B5判16ページの冊子型時刻表だが、書名は『主要線主要駅 時刻表』。定価1円。表紙に英語表記入りの日本全図が掲載されている。
■1946（昭和21）年6月1日現在
通巻248号とまったく同じ内容だが、新潟鉄道局での閲覧用に印刷されたもので表紙デザインが異なり、定価も記載されていない。
■1946（昭和21）年7月25日発行：第22巻 第7号 通巻248号
日本交通公社新潟支社の発行となっており、印刷も現地でおこなったと思われる。横長B5判の時刻表のなかで唯一、表紙が3色刷りである。定価2円。
■1946（昭和21）年8月1日発行：第22巻 第8号 通巻249号
終戦後3冊目のA5判全国版。石炭事情好転による旅客列車復活を受けてページ数は終戦後1冊目と同じ224ページに戻ったが、定価は10円と1年間でなんと10倍にまで上がった。
■1946（昭和21）年11月1日発行：第22巻 第11号 通巻250号
通巻244号と同じ仕様（横長B5判16ページ）だが日本全図から英語表記が消えた。同時期に運輸省鉄道渉外事務局が英語の時刻表を作成した影響かもしれない。定価2円。
■1946（昭和21）年12月1日発行：第22巻 第12号 通巻251号
終戦後4冊目のA5判全国版。石炭不足が再び悪化してきたなかで発行されたがページ数は224ページを維持、定価は10円。最終ページに「待望の旅行雑誌 旅復刊！」の記述も。
■1947（昭和22）年5月1日発行：第23巻 第5号 通巻254号
横長B5判16ページの時刻表はこれが最後で、定価3円50銭。次の6月号から1948年11月号まではB6判64ページの『主要駅時刻表』が毎月発行された（1948年3・7月号は全国版）。
■1947（昭和22）年12月1日発行：第23巻 第12号 通巻261号
『主要駅時刻表』12月号と同時に発行された224ページの全国版で、最後のA5判時刻表となった。定価40円。以降、B6判全国版が毎月発行となるのは1948年12月号から。
※画像は1946（昭和21）年4月1日発行：第22巻 第3号 通巻244号。
